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高齢者の冷え性に対する足つぼマッサージの有用性考察

エムリフレです。


恥ずかしながら私、てんちょの趣味に「Google Scholar(グーグルスカラー)」という論文、学術誌、の検索サービスで変わった研究を見る、というのがありまして…… 別に偉そうに勉強しているアピールって訳ではないんです。むしろ、世間様が「え?」と思うような事を真剣に研究する夢追い人が好きなので♪ ほんと、世の中には面白い研究が色々ありますよ。「ロマン主義としての「少年マンガ」にみるニヒリズムと倫理の現在 : 『進撃の巨人』と『僕のヒーローアカデミア』」とか「松本人志イズムの蔓延 : 松本人志が若い世代に与えた影響に関する一考察」とか「キャバクラ業界から分析する成果主義採用企業への提言」とか「ゴスロリが持ち得る臨床心理学的可能」とか。 まあ、色々なご感想はさておき、 実際、エビデンスに乏しいリラクゼーションのジャンルにおきましても、いくつかきちんと研究している学者様はおられまして、特にマッサージの有用性につきましては、私も参考にさせていただいております。 前回のブログで私も<足つぼマッサージは冷え性に良い>と結論づけていますが、マッサージをきちんと研究してらっしゃる学者様もおらっしゃったので、こちらをご紹介します。

私が施術を通して体験的に結論づけている「足つぼマッサージは冷え性に良い」という事をきちんと考察なさっております。抄録だけ引用させていただきますと、


本研究の目的は, 冷え症の女性高齢者に対するフットマッサージの冷え症状の緩和ケア技術としての有用性を, 生理的 ・ 主観的指標によって検討することである. 被験者は冷え高齢者25名 (73.4±5.4歳) と対照としての健康高齢者27名 (71.3±4.3歳) とし, 無作為化によらない2群比較を行う準実験研究デザインで行った. フットマッサージは足部から下腿部を20分間, 両手掌で軽擦して行った. その効果を皮膚温, 血流量, 心拍変動等の生理指標とPOMS短縮版, 下肢の温かさの主観的指標により評価した. その結果, 両群ともに皮膚温, 血流量は介入前と比べて有意に上昇し, 心拍数は低下した. また, 右足への介入後に血圧は有意に低下し, HFは上昇, LF/HFは低下した (P<0.05). さらに, 両群の下肢の温かさの自覚も有意に増した (P<0.05). 以上のことから, 冷え高齢者に対するフットマッサージは, 冷え症状を緩和するケア技法として有用であることが示唆された.

サンプルが50名という事にご意見があるかもしれませんが、 標本誤差という側面から考えると、50サンプル収集できれば誤差を15%以内に留められると考えられております。 私的には、そもそも施術経験で、たしかに1回程度の来店ではプログラム中の黒烏龍茶足湯の効能もありますので一概に言えないのかもしれませんが、店に通っていただけたお客様につきましては「症状が良くなった」というお言葉を確かにいただけております。 足つぼマッサージそのものはご自分でもできます。 なにせご自分で行うとタダ! やることもお手軽です。 上記論文には具体的にマッサージ手法、やり方についても記載されていますので、 まずは試してみるのはいかがでしょうか? もちろん当店でも冷え性のお客様をケアするあらゆる施術をさせていただいております。 お金をかける価値があるプログラムをご用意しております。そして足先の冷えに、少しでも改善していただけるよう心を込めてマッサージさせていただきますので、どうぞ宜しくお願いいたします。

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